ホナミの研究日記 -7匹目- ハエに乗ってIntel ISEFへ・・・

ホナミの研究日記 -7匹目- ハエに乗ってIntel ISEFへ・・・

 私はIntel ISEFに出場することができるなんて夢にも思っていなかったので、準備が始まっても最初は信じられなかった。行く前は、英語でうまく研究内容が伝えられるのか不安でいっぱいだった。幼虫を表す英語はどれ?単語一つ英語にするのにも様々な言い方があって、言葉の壁にぶつかった。発表練習もいっぱいしたが、英語に対する不安は残ったまま・・・。あんなこんなで私はハエの幼虫の人形(父が作った)と共にアメリカ・アトランタへ!!笑


お父さん作、ハエの幼虫

 

 アトランタに到着し、ポスター会場に入ると、最先端の技術を使った研究や大学の施設でやらないと絶対無理そうな研究がたくさんあり、レベルの高さに驚いた。私の研究が世界に通用するのか・・・とすごく不安になった。しかし、私が味わった感動、おもしろさを他の国の人にも伝えたい!!!この強い気持ちが私の背中を押してくれた。私は必死の思いで発表した。そんな中、審査員にあなたの研究おもしろいですねと言われたのだ!もう、嬉すぎてThank you!Thank you!と何度も言ってしまった。笑 伝えたいという思いがあれば伝わる。言葉や文化は違っていても科学のおもしろさは世界共通であるということを実感した瞬間だった。


受賞後の記念撮影

 表彰式の日、優秀賞の発表で名前が呼ばれたときはとても驚いた。まさか呼ばれるとは思っていなかったので、思わず幼虫の人形を持ったままステージへ!!ステージの上にいる間、ずっと今までのことを振り返っていた。そして、私がここにいられるのは、たくさんの方々の支えがあったからだと心から思った。受賞が信じられない気持ちと研究が伝わった嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになった。ありがとう。(ステージ上の写真かパネルの前の写真あるかなぁ。NSSギャラリーにあるかなぁ)

今までハエ日記を書いてきましたが、日記に書いたような一生で一度の素晴らしい体験ができて、本当に幸せでした。とくに、研究や大会を通して出会うことのできた方々と過ごした時間は、一生の思い出です。その出会い一つ一つが私を大きく成長させてくれました。私は将来この体験を活かして、たくさんの人に科学の楽しさを伝えられる人になりたいです。そしていつまでも小さな疑問を解決しようという気持ちを持ち続けたいです!!