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科学自由研究のコンテスト受賞作品で「おもしろい!」と思った研究を紹介

イモリは気象予報士?

研究タイトル=イモリの天気予報 6年間の観察記録
研究者=橋本尚樹さん(小学6年生)

第44回自然科学観察コンクール 1等賞受賞

 イモリは気象予報士・・目からうろこの発見です。テレビの天気予報より的中率の高いイモリの天気予報―背中が黒く、腹がオレンジ色の衝撃的なイモリとの出会いから、この研究が始まりました。

 イモリのことが書かれている参考書から、イモリの居場所で天気予報ができることを知り、行動をよく観察することで、書かれている内容により細かい基準を自分でつくり、正確なイモリの天気予報の研究を1年から5年まで続けて明らかにしています。

 「水の中」にいる場合は「晴れ」、「ケースをよじ登っている」と「雨」と書いてあっただけの基準。でも2000年から2003年までのイモリの行動観察から、判定した気象観察データを月単位でまとめ、高い的中率を求めるまでになりました。では、どのような観察項目から的中率を上げたのでしょう?2001年には、室温・湿度を記録。2002年には水温を、2003年から曇りと雨の時のイモリの動いた高さを測定項目に加えました。更に気象庁のホームページから調べた気圧を加え、観察とその分析に望みました。そして「イモリの天気予報のほうが断然ニュースよりあたっている。」に至りました。

 さらに、湿度変化が大きいときには的中率は低下、石入りケースのほうが的中率はよい、怠け者イモリと天気予報ができるイモリがいる、オスとメスでは月別予報のあたり数に差は見られない、選抜イモリと動きの鈍いイモリでは選抜イモリの的中率が良い、など鋭い観察眼と多くの観察データに基づく基準作り、検証がこの研究の面白さと科学性を高めています。

 ぜひ、じっくり観察するという科学の原点に戻り、身近な生き物の鋭い感性に触れてみるのはいかがでしょう。私たちが到底かなわない生き物の環境感知の能力に魅せられてしまうに違いありません。

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(文=長谷川仁子)


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