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コウモリって、どんなくらしをしてるの?

研究タイトル=「コウモリたんてい団 パート3」
研究者=結速友美さん、渡辺紗里菜さん(小学5年生)

第49回自然科学観察コンクール3等賞受賞


研究を紹介するパネル

 「家にコウモリが止まっているのを見つけて、手に取ってみたら、小さくてかわいかった!」結速さんと渡辺さんは、3年生のときにコウモリに興味を持ち、研究を始めて今回が3年目。見事、第49回自然科学観察コンクールで3等賞に輝きました。

 2人は、それぞれの家や近くの河畔林で、ほぼ毎日観察をして、アブラコウモリがどんな生活をしているか調べている、まさに「コウモリたんてい団」です。1年目は、コウモリが飛び始める時間帯や、どこでコウモリが見られるかを調べました。2年目は、コウモリが活動する時間帯と気温との関連や、コウモリが何を食べているか、どこをねぐらにしているかを調べました。3年目の今回は、コウモリのねぐらや、コウモリが活動する時期や時間帯について継続し調べ、さらに学校や地域の方にアンケートをして情報を集めました。詳しい調査の結果、コウモリが見られるのは、暖かくなる4月中旬から寒くなる11月中旬まで、時間帯は日の入り10から30分後から日の出10から20分前だとわかりました。また、ねぐらは、今まで2年間河畔林にあると思っていたのが実は住宅地にあったと判明しました!

 研究を始めた頃は、コウモリが飛ばないかとずっと待っているのになかなか出会えないこともあって、苦労したそうです。でも、観察を続けていくうちに、コウモリが何時ごろに飛び始めるかが時期によって違ってくるとわかりました。今では、今日はコウモリが何時くらいに見られるかと、だいたい予想できるようになったそうです。

 コウモリは夜行性。目につきにくいし、何となく薄気味悪く感じる生き物かもしれません。結速さんと渡辺さんの周りの友達も、始めは「コウモリって気持ち悪い、不気味」と言っていました。でも、2人が調査してわかったことを話しているうちに、「コウモリっておもしろい」「こんなこと知らなかった」と、みんなも興味を持ってくれるようになったそうです。

 別名イエコウモリとも呼ばれ、私たちの身近に生きている、アブラコウモリ。2人の話を聞くと、すぐそばで生きている生き物たちのくらしを私たちは案外知らずにいるんだな、と気づかされます。身近な生き物のことを調べて、その成果を周りの友達や地域の方に伝えていく。そうして身近な自然への愛着をみんなで共有していけたら、地域の自然を守ることにも繋がると思います。結速さんと渡辺さんのように、私たちも身近な生き物たちのメッセージを受け取って発信する、代弁者になっていけたらいいですね。

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(文=益子美由希)


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