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科学自由研究のコンテスト受賞作品で「おもしろい!」と思った研究を紹介

ツバメの巣がスズメに!!

研究タイトル=「ツバメの巣は、なぜ、スズメにとられるの?その3
−日東保育園での観察から−」
研究者=野々雄斗くんくん(小学6年生)

第50回自然科学観察コンクール文部大臣賞受賞

 野々くんは小学3年の冬、近所の保育園にツバメがいるのを見て、なぜこんな寒い時期に、南の国へ行かずにここにいるのだろうと不思議に思ったことがきっかけで、ツバメのことをよく知りたいと思い、研究を始めました。毎日早朝や帰宅後などに日々、観察を続け、新たなことに気がつき、それを検証していく・・・このようにして3年間、研究をしてきました。

 野々くんは、観察を続けているうちに、ツバメの巣がスズメに横取りされたことに気がつきました。初めは、横取りしたスズメを憎く思う気持ちがありましたが、部活動中、寒椿を大きい鳥も小さい鳥も餌にしているのを見て、みな平等であることに気がついた野々くん。スズメが横取りする理由も考え、両方の立場を考える広い視点で物事をみつめてきました。さらに野々くんは、巣を横取りされなかったツバメと比較することによって、繁殖に成功する秘訣を検証しました。3年間かけて考え、ツバメが繁殖に必要な4条件は
1.オスが抱卵すること
2.巣立ちに必要な栄養をヒナに与えること
3.巣の空き時間を30%程度にすること
4.オスが「警戒」「いかく」「追い払い」「追いかけ」の攻撃ができること
であることを発見しました。

 野々くんは、ツバメの行動を観察することや、答えを見つけていくことが楽しかったと言っています。また、1つのことをしようとするとたくさんのことをしなければならないということにも気がついたと言っていました。研究はただ結果を得られるだけではないのだなと考えさせられました。野々くんは、これからも研究を続けていきたいという意思を持っており、次はツバメとスズメの「学習」した行動を研究する予定です。

 身近な自然に目を向けると、こんなにもおもしろく、興味をそそられることが起こっている、ということをこの研究は私たちに教えてくれていますね。みなさんも身近な自然に目を向けてみませんか?何か驚くような発見があるかもしれませんよ。

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(文=坂口穂菜美)


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