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インスタントコーヒーの音色

研究タイトル=液体や弦の弾性と音速
研究者=広島県立大門高等学校

第3回JSEC 科学技術振興機構賞

 「あなたは、コーヒー派?それともお茶派?」コーヒー派という人も、お茶派という人もたまにはインスタントコーヒーを飲んでみましょう。きっとインスタントコーヒーに隠された不思議な現象に「耳」を傾けてしまうと思います。

 インスタントコーヒー粉をコーヒーカップに入れて、スプーンでかき混ぜたあと、コーヒーカップの底をたたくと、徐々に聞こえてくる音が高くなってくるというのです。このインスタントコーヒーが奏でる不思議な音の高さが変わる現象に魅せられた大門高校理科部のみなさんは、このメカニズムを解明するためにさまざまな実験を行いました。

 この現象は、インスタントコーヒー粉が溶ける時に、たくさんの小さな気泡が発生するために起こります。つまり、液体中に泡が入ることで、液体中を音が伝わりにくくなるため低い音になり、泡が抜けることで音が伝わりやすくなり、音が高くなります。そのため、コーヒーカップから聞こえる音が徐々に高くなるのです。また、大門高校のメンバーによると、この音の高さの変化は泡の量、泡の大きさによっても異なるそうです。

 この研究は、インスタントコーヒーを飲んだことがある誰しもが一度は聞いたことがあるものです。しかし、あまりにも素朴な現象であるため、誰もが注意深く耳を傾けることもなかったことなのかもしれません。この現象についての理解は、少し勉強を進めていくことで可能になるかと思います。しかし、大門高校のメンバーのように身近なことに目を傾けたり、耳を傾けたりすることはなかなか難しいことなのかもしれません。自分たちの周りには、一見良く理解されていると思われているような素朴な現象でも、実はよくわかっていないことがたくさんあります。大門高校理科部のメンバーのように、五感を澄ませて、自分たちの周りにある身近なことを感じてみてください。その中には、まだまだ「不思議」な現象がたくさんあるかもしれませんよ。。



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(文=柴田恭幸)


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