携帯電話づくりに生かす専門性
携帯電話の技術
携帯電話はどんな部品からできていて、どんな技術が使われているのか?

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筐体(きょうたい)
携帯電話の外側、ケースのこと。プラスチックや合金などでできている。
日常の生活で持ち歩きやすい軽さと、高い強度を実現することが必要。
生かせる専攻:金属・物質系、物理・応用物理系、機械系 など
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ヒンジ
折りたたみの携帯電話の「可動部分」のこと。
携帯電話の内部には、たくさんの配線があり、きちんと信号や電気を伝えながら
折り曲げられる「プリント基板」や「ケーブル配線」が使われる。
10万回以上の開け閉めに対する耐久性が必要
生かせる専攻:金属・物質系、機械系、電気・電子系 など
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液晶画面
携帯電話の表示画面。解像度が高く、発色のよさ、省電力、薄型など
色々な性能が求められる。有機ELなど新しい表示技術なども開発
されている。
生かせる専攻:化学・応用化学系、制御系、物理系 など
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充電電池
現在はリチウムイオン電池が主流。小型軽量化、長寿命化のために、
よりエネルギー密度の高い電池が開発されている。さらなる小型軽量化
を目指し、燃料電池を使ったものも開発されている。
生かせる専攻:化学・応用化学系、電気・電子系、制御系 など
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半導体部品
携帯電話には多くの機能があり、その機能を使うためにさまざまな
半導体部品が使われている。ICやフラッシュメモリー、プロセッサー
などがあり、小型化が進んでいる。
生かせる専攻:電気・電子系、物理系、機械系 など
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アンテナ
基地局と電波を送受信するために使う。電波が入りやすくするための
工夫が重要。アンテナが筐体の中に入っていて外から分からないものもある。
生かせる専攻:物理・応用物理系、金属・物質系 など
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マイク
通話するときに音を伝える装置。コンデンサーと呼ばれる部品に
音を当ててその振動を電位信号に変えている。周囲の雑音などを
拾いにくくする工夫が必要
生かせる専攻:電気電子系、制御系、情報・経営工学系 など
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スピーカー
通話相手のマイクから送られてきた電気信号を振動に変えて音に変換
する部品。小型化が進んでいる。
生かせる専攻:機械系、化学・物質系、物理・応用物理系 など
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カメラ
センサーで画素ごとの光の情報を集めて、電気信号に変えるもの。
現在ではデジタルカメラ並みの機能を持つものも増えている。
生かせる専攻:物理・応用物理系、電気電子系、制御系 など
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記録媒体
メモリーカードなど、本体に差し込んでデータを出し入れするもの。
動画や音楽など、容量の大きいものの記録に使う。大容量化が進む
生かせる専攻:金属・材料系、物理・応用物理系、情報系 など
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モーター
バイブレーション機能のため、本体を振動させるのに使う。
小型、省電力化が進んでいる。
生かせる専攻:機械系、物理・応用物理系、制御系 など
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通信技術
多くの人が同時に使用したときにスムーズに通信・通話できるように、
通信方式などの技術が開発されている。
生かせる専攻:数学系、情報・経営工学系、制御系 など
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