メダカの学校は、みんな仲良し?

科学自由研究の進め方

 昔は小川でよく見かけるメダカ。最近は、メダカを見かけることも少なくなってきました。もしメダカを捕まえたら、大きめの水槽で飼ってみよう。みんな仲良しかな?どうやれば調べられるか、カニの研究経験のある村本さんに研究を進めるコツを聞いてみました。

「メダカの学校は、みんな仲良し?」

ステップ1:メダカには縄張りがあるのかな?

水槽の正面に糸を縦と横5cm間隔で張ってみます。準備ができたら、水槽の前に座って、5分間に動いた通りにスケッチブックに線を引いてみよう。どんな風に動いているかな?動いた範囲に決まりがあるかな?動いた範囲と水槽の底からの高さも測ってみるといいかもね。

ステップ2:体の大きさで違いがあるのかな?

メダカの体の大きさを定規で測ってみよう。体の大きさと動いた範囲の関係を表すにはどうしたらいいかな?スケッチブックに記録した線で一番離れているところの距離と体の大きさとの関係を調べてみるのもありかな。

ステップ3:オスとメスで動く範囲に違いがあるかな?

飼っているメダカが、オスかメスかはわかるかな?わからなかったら、本やインターネットで調べてみよう。オスとメスを区別してデータを取ってみると、動く範囲に違いがあるかもしれないよ。

調べてわかったことをもとに、こんなことを考えてみよう:
1.メダカの行動範囲に決まりがあったかな?それは、縄張りと言えるかな。
2.メダカに人気の場所はどこかな?なぜその場所が人気なのだろう。

メダカの科学自由研究では、過去にこのような作品があったよ。

「メダカの色、色色研究?(メダカの体色遺伝)」
メダカの体の色が、親から子へ、子から孫へ伝わるかを調べているよ。
(第46回日本学生科学賞 日本科学未来館賞)

「メダカ卵の孵化に対する水草の効用」
メダカの卵がふ化するときの水草の果たす役割について、プラスチック製の水草模型などを使って調べています。
(第3回JSEC 横河電機賞)